佐賀の就労継続支援事業所では、さまざまなデスクワークを提供しています。その中には資格取得を狙えるものもあり、お仕事を通じて自分の将来性を高めることが可能です。
ここではデスクワークに関する情報と、得られるスキルと目指せる資格を紹介します。
HP作成はHTMLやCSSといった言語を扱い、クライアントの要望に応じた幅広い機能のHPを制作するお仕事です。公式HPやブログなどをもつ企業が多い中、HTML関連の知識があると就職に有利となります。
実際のお仕事では、指定されたCMS(テキストやレイアウト情報などを一元的に保存・管理するシステム)を使うので、初心者でも問題なく作業ができます。具体的な内容については指導員から指示をもらえるので、ひとつひとつ学びながら出来る作業でもあります。
動画作成はソフトを使って作成します。無料・有料ソフトがあり、まずは無料ソフトで練習するのもいいでしょう。作業では有料ソフトを使用することが多いので、使いこなせるとIT企業への就職にも有利です。ユーチューバーとしてフリーの活動も楽しそうです。
データ入力はExcelやWordを使って行います。正確な入力が必要であり、ブラインドタッチができると仕事をスムーズにできるようになるでしょう。作業がスムーズにできるようになると専用ソフトでの入力も楽にこなせるので、こちらも一般就労に役立つスキルと言えます。
ゲーム・DVD機器などの動作確認はゲームが好きな人に向いているといえます。動作確認の報告書をWordやExcelで行う以外、とくに学習が必要なスキルはありません。
就労継続支援のデスクワークの求人は各事業所のHPやハローワークなどから検索可能。2021年6月24日時点で確認できた求職情報を参考として記載いたします。
参照元:ハローワーク公式HP/インターネットサービス(求人検索)
デスクワークは障がいにより体を動かすことが困難な方や、パソコン作業が好きな方、黙々と作業したい方に向いている作業です。専用ソフトを使ったり、HTML用語を覚えたりと、慣れていないと難しいと思われる作業もあります。集中力を鍛えたい方にもトライしてほしい仕事で、一般就労を希望する方なら押さえておきたいスキルでもあります。
就労継続支援でデスクワークを体験している方の体験談をピックアップしてみました。
就労移行の支援員と一緒にハローワークに行って、そこで就労継続支援A型事業所のクリエイティブ系の求人を見つけてそちらに移りました。利用した継続A型ではWEBライティングなどをやりました。住宅ローンや通信機器、シニア向けの情報記事などいろいろなテーマで記事を執筆していました。その経験が、今のフリーライターという仕事につながっているかな。
(支援を受けてみて、障がいの捉え方や気持ちに変化はありましたか?)
最初は「もう終わりだ」って感じだったのが、就労支援で実際に働いている卒業生や先輩たちを見るうちに、「もしかしたら自分も働けるのかな」と少しずつ変わっていきました。
(現在はフリーランスとして勤務中)病気の影響で長時間の勤務が難しいので、自分のペースで働けるのは合っていると思います。今は1時間書いたら15分休むようにしていますね。継続A型のときに1時間働いて休憩というパターンが多かったので、それを真似しているんです。