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統合失調症の就労継続支援とは？

当記事では、統合失調症を抱える方の就労継続支援について紹介していきます。また、おすすめの仕事探し術や向いている職種についてもまとめたので、ぜひ参考にしてください。

統合失調症とは？

統合失調症は、心や考えなどがまとまりを欠いた状態になる疾患を指します。そのため、気分や行動、人間関係などにさまざまな影響を及ぼしてしまうのです。

100人に1人ほどがかかるとされており、それほど珍しい疾患ではありません。早めに治療をすると症状が重くなりにくいため、早期発見・早期治療が重要です。

参照元：厚生労働省公式サイト

統合失調症の症状

統合失調症には「陽性症状」と「陰性症状」の2つがあり、突然人が変わってしまったかのように現れると言われています。

陽性症状

幻覚：
実際にないものを知覚するのが幻覚です。他の人には、聞こえない声が聞こえる「幻聴」が現れやすいとされています。
妄想：
他人にとっては、あり得ないと思えることを確信してしまう状態です。周囲が違うと説得しても、本人は受け入れられません。例えば、何でも自分に関係があると思い込む「関係妄想」、周りが自分を陥れようとしていると考える「被害妄想」があげられます。
考えの混乱：
思いがまとまらず、支離滅裂でまったく脈絡のないことを考える状態です。

陰性症状

意欲がなく無気力で、身なりなど考えなくなることがあります。
感情を出さず、いつも無表情で、喜怒哀楽も見られないことがあります。
友人や家族など、人との関わりがなくなり引きこもりがちになります。

参照元：厚生労働省公式サイト

統合失調症が仕事で抱えやすい悩み

統合失調症は、判断力や集中力、意欲が低下することがあり、仕事に影響を及ぼす可能性があります。いきなり負担が重い仕事に就かず、体調に合わせながら調整していくことが重要です。

判断力や集中力の低下がみられやすい

統合失調症は再発しやすい疾患とされており、回復期でも疲れやすさや記憶力・判断力の低下などの症状が見られる人もいます。

そのため、本人は頑張っていても上司からやる気がないと勘違いされてしまう、幻聴などが出ると仕事に集中できなくなることが挙げられます。

意欲低下から仕事に影響を及ぼすことがある

陰性症状による影響で、意欲の低下が起きる可能性があります。症状が緩解して働きだした後、仕事への意欲が低下したり無気力な状態になったりすることがあります。

その結果「遅刻・欠勤が増える」「納期に遅れる」など、仕事上でさまざまな影響が見られやすいです。

処理能力が低下し業務に影響が出ることがある

回復期に、認知機能障害が見られやすいとされています。それに伴って、仕事上で必要な処理能力が低下し、業務が困難になる方もいるのです。

統合失調症の仕事探し術

自分の状態に合った職種を知りたい方は、障害者職業センターなどの機関へ相談すると、適正を調べる検査をしてもらえるほか、相談に乗ってもらえます。この章では、統合失調症の方におすすめの仕事探し術を紹介します。

負担が軽い仕事を選ぶ

統合失調症の方は、負担が少ない仕事を探すのがおすすめです。具体的には、手順が決まっている単純作業や臨機応変な対応が不要な仕事、人と接する機会が少ない仕事です。自分の適性や状態に合った仕事を選ぶようにしましょう。

障害者雇用や合理的配慮に力を入れている企業を選ぶ

統合失調症の方が働きやすいのは、相談しやすい雰囲気で、上司との面談を定期的に行っているような職場です。そのような企業なら、疾患の特性や困りごとを伝えやすく、周囲の協力を得やすいでしょう。そのためは、障害者雇用や合理的配慮に注力している企業を選ぶとよいでしょう。

障害者雇用に注力している企業は、短時間勤務など勤務時間の配慮をしてもらえるほか、休暇を取得しやすいメリットが期待できます。

定期通院や服薬を継続する

統合失調症などの精神疾患は、服薬や受診をしっかりと継続していく必要があります。「症状が落ち着いているから」といって、通院や服薬を怠るのはよくありません。医師の指示に従って、しっかり継続していきましょう。

定期通院で遅刻や早退をすることもあるため、あらかじめ上司に相談しておくのが望ましいです。

統合失調症に向いている仕事

倉庫や流通センターの検品作業

倉庫や流通センターで商品のピッキングや検品などの仕事が向いています。商品をまとめて梱包したり、不具合がないかチェックしたりする仕事です。複雑な工程がなく、比較的簡単な業務内容のため、負担が少ないと言えるでしょう。

工場での作業

工場で部品を組み立てる仕事も向いていると言えます。決められたポジションで黙々と作業をこなすため、コミュニケーションが苦手な方にも向いています。作り方や組み立て方を覚えれば、作業を行えるため、臨機応変な対応が苦手な方にも適しているでしょう。

書類作成やデータ入力

書類作成やデータ入力などの仕事も向いています。作業工程が決まっていて、1人で完結するような仕事なら、ストレスが比較的少ないと言えるでしょう。しかし、対人関係に不安を抱えやすい傾向があるため、電話業務や接客などを伴わない仕事を選ぶとよいでしょう。

就労継続支援を利用してみよう

統合失調症のある方が安心して働くためには、体調に合わせて働ける仕事や無理のない時間で働ける場所を探すことが重要です。そして、周囲からの適切なサポートも欠かせません。

1人での就職活動や、いきなり正社員として働くことに不安な方は、就労継続支援を利用してみるとよいでしょう。仕事に関する相談に乗ってもらえるほか、就労に必要な知識・能力向上のために必要な訓練を受けられます。当サイトでは、佐賀県内でおすすめの就労継続支援施設を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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佐賀県の就労継続支援施設はこちら

ここではA型・B型就労継続支援施設を運営し、幅広い仕事（作業）を用意している、皆さんにおすすめしたい佐賀県の就労継続支援施設（2021年6月調査）をご紹介します。作業内容や魅力などを解説するので、ぜひ自分に合った施設を探してみてください。

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