本記事では、就労継続支援B型で行う就労アセスメントについて詳しく解説しています。
就労アセスメントとは、就労継続支援 B 型事業の利用希望者に対して就労移行支援事業所などが行う就労面のアセスメントのことです。ここでいう就労アセスメントは、利用希望者の現在のスキルや希望などを診断し、今後の進路決定に役立てることを指します。
就労アセスメントの方法は、利用希望者がそれぞれの就労支援事業所で展開しているプログラムを行い、スキルや取り組み方などを事業所で確認します。
ここで覚えておくべきなのは、就労アセスメントは利用者を「判定」するものではないということです。就労アセスメントで一定の診断が得られなかったとしても、それは生活力がないということにはつながりません。働く力と生活力はまた別のものであり、就労アセスメントでは利用者が働くうえでの可能性を評価するものです。
就労アセスメントを行う利用希望者は、前向きな気持ちで行うことが望ましいです。
厚生労働省の「就労移行支援事業所による就労アセスメント実施マニュアル」では、「アセスメントにより把握された情報は、一連の就労支援が行われる中で、各機関によって共有・更新され、長期間にわたって活用される」としています。そして、就労アセスメントは、就労継続支援B型利用の「可否」を判定するためのものではないことも記載されています。
就労継続支援B型で就労アセスメントが必要となる利用希望者は、主に以下の項目に該当する人です。
就労継続支援B型の利用希望者が就労アセスメントを行うメリットには、さまざまなものがあります。
ひとつは、利用希望者が自分の障害についての理解を深められるという点です。自分は何が得意で何が不得意かを理解することで、事業所はもちろん利用希望者本人も就業における方向性や可能性を知ることができます。
また、就労アセスメントを行うことで、就労継続支援B型に対する理解を深められる点も、メリットのひとつとして挙げられます。就労継続支援といってもどのような事業所なのかわからない、どんなサポートをしてもらえるか理解していないとなると、就労継続支援を十分に活かすことができないかもしれません。就労アセスメントを行うことで就労継続支援についてきちんと理解し、納得したうえで利用を開始することはとても重要です。
就労アセスメントを行うことは、利用希望者だけでなく事業所側にもメリットがあります。より多くの利用希望者に就労アセスメントを行ってもらうことで、アセスメントプログラムより向上させることができるという点です。利用希望者のスキルや作業をより正しく把握するために、プログラム内容は日々更新する必要があります。利用希望者が就労アセスメントを行うことで、データを集めて今後の就労アセスメントの品質向上につながります。
ここではA型・B型就労継続支援施設を運営し、幅広い仕事(作業)を用意している、皆さんにおすすめしたい佐賀県の就労継続支援施設(2021年6月調査)をご紹介します。作業内容や魅力などを解説するので、ぜひ自分に合った施設を探してみてください。
パロン ![]() 引用元:株式会社パロン公式HP |
一人ひとりに応じた
個別支援計画を立てながら フォローをしてくれる コミュニケーションミスやトラブルを無くすために、指導員以外にカウンセラーを常駐させて、就労者が相談しやすい雰囲気を作っています。悩みや不満が大きくなる前に解決できるので、安心して作業に取り組めるのが大きな魅力です。 網羅している職種・作業内容
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碧生会(ReLife) ![]() 引用元:ReLife公式HP |
通信制高校と連携。働きながら高校卒業資格を取得できる
佐賀市内でReLifeというカフェを運営しており、ここが就労継続支援施設となっています。 網羅している職種・作業内容
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楠の木会(楠の木園) ![]() 引用元:きらめきプロジェクト公式HP/楠の木会 |
総合的に福祉サービスを
提供する 相談支援事業を始め、さまざまな福祉サービスを提供しています。 網羅している職種・作業内容
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ゆとり(道の家) ![]() 引用元:NPO法人ゆとり公式HP |
地域密着で地元の人の助けになる仕事
地域密着型の施設で、就労の場の提供や定着支援を行なっています。 網羅している職種・作業内容
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