作業効率に不安がある人にとって、就労継続支援の作業所におけるノルマは気になるポイントかもしれません。ここでは、就労継続支援のノルマについて、A型・B型の違いやノルマのメリット、注意点を解説します。
就労継続支援B型では基本的にノルマはありません。一方、A型の就労継続支援の場合はノルマがある作業所もあります。就労継続支援A型でノルマがある理由やメリットを詳しく確認しておきましょう。
就労継続支援A型は、労働契約を締結して、労働力を提供しながら、一般就労を目指します。一般就労を行うには、一定の労働量をこなせなくてはいけません。そのため、就労継続支援A型でも、訓練の一環として、ノルマを設定していることがあります。ノルマというと厳しく聞こえますが、作業所のノルマはあくまで「目標」です。一人ひとりに合う目標をクリアしていくことで、一般就労できる生産性を目指します。
ノルマとして目標とする作業量が明確になると、その仕事を終えたときの達成感を得られます。達成感は労働の喜びのひとつです。達成感を体験することで、一般就労の心構えが作られていきます。また、ノルマを達成することで賃金がアップすることもあります。
就労継続支援A型も会社です。会社である以上は、利益を出さなくてはいけません。一定の生産性が確保できなければ、利益が出せず、会社を維持できなくなってしまいます。最低限必要な生産性の維持としてノルマを提示していることがあります。
就労継続支援のノルマは、就労訓練の一環として設けられていることがありますが、一人ひとりの状態に合わせて目標設定するものです。しかし、中には、一人ひとりの適性などを考慮せずノルマを与え、達成できない場合は早帰りさせられるような事業所もあります。
事業所の売上は、市町村などから支払われる報酬と利用者の労働による収益です。ノルマをこなせない利用者を早帰りさせ、ノルマをこなせる利用者に作業を集中させることで、利益は大きくなります。被支援者が搾取されるような事業所には注意してください。
就労継続支援では、主にA型の作業所でノルマが設けられていることがあります。生産力を向上させる訓練の一環です。ノルマをクリアする達成感を楽しみながら仕事に取り組むと一般就労が近づきます。ただし、きつすぎるノルマやノルマの未達成に不利益が生じるような事業所には気をつけましょう。
ここではA型・B型就労継続支援施設を運営し、幅広い仕事(作業)を用意している、皆さんにおすすめしたい佐賀県の就労継続支援施設(2021年6月調査)をご紹介します。作業内容や魅力などを解説するので、ぜひ自分に合った施設を探してみてください。
パロン ![]() 引用元:株式会社パロン公式HP |
一人ひとりに応じた
個別支援計画を立てながら フォローをしてくれる コミュニケーションミスやトラブルを無くすために、指導員以外にカウンセラーを常駐させて、就労者が相談しやすい雰囲気を作っています。悩みや不満が大きくなる前に解決できるので、安心して作業に取り組めるのが大きな魅力です。 網羅している職種・作業内容
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碧生会(ReLife) ![]() 引用元:ReLife公式HP |
通信制高校と連携。働きながら高校卒業資格を取得できる
佐賀市内でReLifeというカフェを運営しており、ここが就労継続支援施設となっています。 網羅している職種・作業内容
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楠の木会(楠の木園) ![]() 引用元:きらめきプロジェクト公式HP/楠の木会 |
総合的に福祉サービスを
提供する 相談支援事業を始め、さまざまな福祉サービスを提供しています。 網羅している職種・作業内容
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ゆとり(道の家) ![]() 引用元:NPO法人ゆとり公式HP |
地域密着で地元の人の助けになる仕事
地域密着型の施設で、就労の場の提供や定着支援を行なっています。 網羅している職種・作業内容
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