ここでは、佐賀県の障碍者就労支援や障碍別の就労支援事業などについて紹介していきます。
佐賀県では、障がいを抱えていて働きたい意欲のある方に対してさまざまな支援を行っています。必要な収入を得ながら地域で自立した生活を送れるように、障がい者と企業の架け橋事業やレッツ・チャレンジ雇用事業、障害者職業能力開発事業(委託訓練)などの事業を展開しているのが特徴です。
出典:佐賀県公式HP/就労支援(https://www.pref.saga.lg.jp/list00580.html)
ここでは、就労支援事業について障碍別に紹介していきます。
自閉スペクトラム症は、対人関係が苦手でコミュニケーションがうまく取れず、興味や関心に偏りや強いこだわりがあるなどの特性を抱える発達障がいを指します。自閉スペクトラム症を抱えていて就職に不安がある方は、就労支援事業を利用すると、仕事をするうえで必要なスキルを身につけていけるでしょう。
ADHDは、ミスが多くなってしまう「不注意」や、思いつきですぐに行動へ移してしまう「衝動性」、集中力が持続できない「多動性」などの特性を抱える発達障がいを言います。
障がい者就業・生活支援センターやハローワークなどを利用すると、就業や生活に関する相談に乗ってもらえます。
LD(学習障がい)は、知的水準や身体の機能に障害は見られませんが、特定の学習が困難な状態にあることを言います。「読む」「書く」「計算」に困難さが生じますが、症状の程度には個人差が見られます。
ハローワークや就労支援事業所を利用すると、就労に関する相談に乗ってもらえたりサポートを受けられるでしょう。
発達障害の傾向があるけれど診断を受けていない状態をグレーゾーンと呼びます。仕事上では、注意欠如によるケアレスミスが見られるほか、曖昧な表現を理解できないケースもあるでしょう。
1人で仕事探しをしてもなかなかうまくいかない場合、就労継続支援を活用して、仕事や特性に関する悩みを相談するとよいでしょう。
うつ病は精神的・身体的なストレスが重なることで発症し、強いうつ状態が長く続いて生活に支障が出るほどの状態になります。
仕事に復帰するにもうつ病を悪化させないことが大切になるため、就労支援事業のスタッフなどのサポートを得て、状態を確認しながら職業訓練や就職活動を行う必要があります。
「双極性障がい」は以前「躁うつ病」とも呼ばれ、躁状態が続く「双極Ⅰ型障がい」と、うつ状態と躁状態を交互に繰り返す「双極Ⅱ型障がい」の2つに大別されています。
症状を抱えながら自分だけで就活を行うのはストレスになりかねないことから、就労支援事業などのサポートを受け、負担を抑えて自分に合った職場を探しましょう。
統合失調症は、心や考えなどがまとまりを欠いた状態になる疾患を指します。判断力や集中力、意欲の低下が見られることから、業務に支障をきたす可能性があるため、十分注意しなければなりません。
1人での就職活動や、いきなり正社員として働くのはストレスになってしまう可能性があるため、就労継続支援を利用して自分に合った職場探しをしてみましょう。
パニック障がいは、突然、動悸や吐き気、呼吸困難などのパニック発作が起き、何度も繰り返される精神疾患を指します。パニック障がいを抱えている場合、職場の上司から理解やサポートを受けられるかどうかが重要なポイントになってきます。
就労継続支援を利用して、無理なく働ける仕事を探してみましょう。
対人恐怖症(社会不安障がい)は、人間全般や特定の状況・人に対して強い不安や恐怖を感じる状態のことです。人前に出ることや人と接すること、精神的な不安や恐怖を感じる他、身体的な症状が出る方も少なくありません。対人恐怖症(社会不安障がい)を抱えている方は、就労支援事業を利用することで、特性に合わせた職場が見つかりやすいでしょう。
強迫性障がいは、頭の中に浮かんだネガティブで不合理な思考やイメージを追い払うことができず、安心感が得られるまで強迫行為を繰り返してしまう疾患です。人によって、どのようなものがトリガーとなるかは異なります。強迫性障がいを抱えている方は、自分にとってトリガーとなるものを理解した上で、就労継続支援に相談してみるといいでしょう。
適応障がいになると、不安や意欲低下、不眠など、さまざまなつらい症状に悩まされる方が多いです。症状が強くなると、無断欠勤や遅刻など、仕事や日常生活にも影響を及ぼすおそれがあるため、注意しなければなりません。
受診を継続しながら、就労継続支援を活用して、無理なく働ける仕事を探してみましょう。
自律神経失調症になると、身体や精神症状など、さまざまな症状がみられるおそれがあります。そして、疲れがたまりやすく、回復までに時間がかかりやすい傾向になるため、長時間勤務や残業のある仕事は避けるようにするのが望ましいです。つらい症状がある場合、医師や上司に相談をして、休養をとるよう心がけましょう。
てんかんは、脳内の神経細胞に発生した異常な電気活動によって引き起こされる一連の症状。急に発作が発生し、手足や顔のけいれん・つっぱり、意識喪失などが生じます。適切に薬を服用することで多くの方が発作を抑えられますが、症状のコントロールが難しい方は、就労継続支援サービスなどを利用して適切な仕事を見つけるようおすすめします。
厚生労働省によると、障害者総数約964万人のうち18歳から64歳の在宅者数は377万人となっています。特別支援学校から一般企業への就職が32%、就労系福祉サービスの利用が約31.4%となっています。
就労系福祉サービスから一般企業への就職は年々増加傾向にあり、令和2年に約2.2万人が一般就労への移行を実現しているのです。
ここではA型・B型就労継続支援施設を運営し、幅広い仕事(作業)を用意している、皆さんにおすすめしたい佐賀県の就労継続支援施設(2021年6月調査)をご紹介します。作業内容や魅力などを解説するので、ぜひ自分に合った施設を探してみてください。
パロン ![]() 引用元:株式会社パロン公式HP |
一人ひとりに応じた
個別支援計画を立てながら フォローをしてくれる コミュニケーションミスやトラブルを無くすために、指導員以外にカウンセラーを常駐させて、就労者が相談しやすい雰囲気を作っています。悩みや不満が大きくなる前に解決できるので、安心して作業に取り組めるのが大きな魅力です。 網羅している職種・作業内容
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碧生会(ReLife) ![]() 引用元:ReLife公式HP |
通信制高校と連携。働きながら高校卒業資格を取得できる
佐賀市内でReLifeというカフェを運営しており、ここが就労継続支援施設となっています。 網羅している職種・作業内容
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楠の木会(楠の木園) ![]() 引用元:きらめきプロジェクト公式HP/楠の木会 |
総合的に福祉サービスを
提供する 相談支援事業を始め、さまざまな福祉サービスを提供しています。 網羅している職種・作業内容
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ゆとり(道の家) ![]() 引用元:NPO法人ゆとり公式HP |
地域密着で地元の人の助けになる仕事
地域密着型の施設で、就労の場の提供や定着支援を行なっています。 網羅している職種・作業内容
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