就労継続支援事業所の利用にあたって、まずは事業所選びを行う必要があります。事業所にはそれぞれ特色があるため、自分に合う事業所を見つけましょう。
ここでは就労継続支援事業所を利用するまでの流れや、A型・B型それぞれの事務所の選び方を紹介します。
就労継続支援を利用する際は、以下の流れで進められます。
就労継続支援事業所は、通える範囲になるかどうか、学べる内容が適しているか、サポートが手厚いかなどを考慮して探します。自治体の障がい福祉課に問い合わせて利用を検討していると伝えると、通える範囲内の事業所が紹介してもらえます。
気になる事業所が見つかったら、見学もしくは体験利用を行います。実際に体験してみると、事業所の雰囲気も確認できます。いくつかの事業所を見学したら、実際に通いたい事業所を決めましょう。
履歴書を送ったり面接を受けたりして事業所の選考を受けます。市区町村の障がい福祉窓口やハローワークで紹介してもらえることもあれば、説明会や問い合わせ時に就労を進められるケースもあります。
選考を通過したら、利用申請をします。どのサービスをどのように利用するのか、といったサービス等利用計画案の作成が必要です。問題なければ、受給者証が発行されてサービスが利用できます。
自分に合っている仕事や興味が持てる仕事を選ぶことは大前提です。データ入力・レストランのスタッフ・清掃作業など仕事の内容は事業所によってさまざまです。事前に見学をして仕事内容に相違がないように気を付けましょう。
給料は、働くための大切なモチベーションの1つです。自分が納得できるかどうかを基準として選ぶことも大切です。
毎日のように通うことになる事業所です。雰囲気が合わないと通うのが苦痛に感じてしまいます。他のスタッフや利用者の方との相性を確認し、働きやすいと感じられる事業所を選びましょう。
障がいの特性・健康状態によって、少し勤務しただけでも疲れて身体が動かせなくなることがあります。また定期的に通院の必要がある人もいるはずです。B型はそのような場合でも柔軟に働けるのが特徴です。ちゃんと無理のない範囲で働ける環境が整っているか、勤務時間の調整は可能かどうかを踏まえて選びましょう。
アクセスしやすいかどうかも、事業所を選ぶ際の大切なポイントです。あまりに遠すぎる事業所だと、通うのが億劫になったり通勤の負担で疲れたりします。
また交通費がかかるとなると、せっかく仕事をして給料があっても交通費で消えてしまう…という悲しい結果になり得ます。往復にはいくらの交通費がかかるのか、そして事業所から交通費の支給はあるのか、あるならいくらなのかを確認しなくてはなりません。
それらを踏まえて、どれだけやってみたい仕事内容であっても、明らかに通うのが大変・無理と感じる場合は違う事業所を選ぶという決心も必要です。
ここではA型・B型就労継続支援施設を運営し、幅広い仕事(作業)を用意している、皆さんにおすすめしたい佐賀県の就労継続支援施設(2021年6月調査)をご紹介します。作業内容や魅力などを解説するので、ぜひ自分に合った施設を探してみてください。
パロン |
一人ひとりに応じた
個別支援計画を立てながら フォローをしてくれる コミュニケーションミスやトラブルを無くすために、指導員以外にカウンセラーを常駐させて、就労者が相談しやすい雰囲気を作っています。悩みや不満が大きくなる前に解決できるので、安心して作業に取り組めるのが大きな魅力です。 網羅している職種・作業内容
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碧生会(ReLife) |
通信制高校と連携。働きながら高校卒業資格を取得できる
佐賀市内でReLifeというカフェを運営しており、ここが就労継続支援施設となっています。 網羅している職種・作業内容
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楠の木会(楠の木園) |
総合的に福祉サービスを
提供する 相談支援事業を始め、さまざまな福祉サービスを提供しています。 網羅している職種・作業内容
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ゆとり(道の家) |
地域密着で地元の人の助けになる仕事
地域密着型の施設で、就労の場の提供や定着支援を行なっています。 網羅している職種・作業内容
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